FREE TOKYOの話

 

昨日、SKY-HI氏が"FREE TOKYO"という全6曲入りのMIX TAPEを無料配信しました。

まずはコチラから↓

https://youtu.be/z7l-Ky5jPTM

 

 

この時代にこのアクションを起こすという事が実に日高さんらしい。こういうアクションを彼のようなメジャーなアーティストがやる事がまず凄い事であるのに、更に曲が良すぎる。参った。

 

このMIX TAPEの話は彼の方から詳しくされているので彼のブログもどうぞ↓

https://ameblo.jp/sky-hi-blog/entry-12396305441.html

 

 

CD時代の終焉、というのは殆どの人が感じている事だと思うが今音楽が良くも悪くもFREEなものに捉えられがちだ。

YouTubeで無料で聴けてしまうし、違法なものも少なくない。曲を出すだけでは音楽家は当たり前に稼げない時代なのだ。

ストリーミングサービスについてはわたしは非常に良いと思ってるし時代の変化は受け入れたいと思ってる。ただ、音楽家は稼ぎ方を考え直さなきゃいけなくなってきている。

 

だからメジャーであるのに"曲を出す事で稼ぐ"事をそもそも諦めた(いい意味で)SKY-HIのこのアクションは大きいと思う。今後のアーティストの在り方として。

 

 

しかしサンクラで曲出して色んな人に聴いてもらって名を売るってのは音楽をやり始めたばかりの人たちがやりがちな手法ではあるが、今サンクラを知ってる人、サンクラを利用してる人って音楽が本当に好きな人や音楽を実際にやってる人ばかりなのね。少し驚いた。意外と周りが利用してなかった。

 

 

ではここから少し曲自体の話をしよう。

 

まずこの無料アルバム、全曲めちゃくちゃラップしてる。普段シングルとかで出すSKY-HIの曲はポップスも織り交ぜているものになっているけれど、今回のは全曲「俺はラッパーだ!」っていう主張を感じられるような、ゴリゴリにラップしてる曲ばかり。単純にものすごくかっこいい。

歌詞もラッパーらしいかなりディープなものになっている。と思う。

 

こういう言葉、こういった主張を伝えるのには、"歌う"というよりかは"ラップする"方がやっぱりいいなと思った。

 

個人的には1曲目FREE TOKYOが凄く好きです。

あのアカペラからビート入る瞬間が最高に鳥肌モノ。

FREEだからこそ出来ることを存分にやってる感が凄く良い。

"勝敗なんかじゃないさファンの幸せこそAll I Need"

"I'm a rapper, I'm a musician, I'm a human それ以外は何でもない"

何でもなくないよあなたはわたしの全てだよ…なんてメンヘラみたいなことを一瞬わたしの頭によぎらせたリリックだったのですが(ごめんなさい)非常にグッときました。

 

そして4曲目、I Think, I Sing, I Sayのサビ、"どうやらこの世界は君が思ってるより優しい"の言葉超好きです、ものすごく日高さんらしい言葉ですよね。はぁぁ好きぃ…………

 

5曲目、Dystopia。

"音楽で世界が変えられるかは分からないが俺の音楽を求めたヤツの手は離さない"

"I'm a SKY-HI 多分何度死んだって変わらない"

ここも凄く好きなんですけど結局は1曲目と同じ事なんですよ。ファンの幸せを願う姿は彼は常にどんな時でも変わらない。

I'm a SKY-HIのとこは1曲目のI'm a rapper〜のとこの続きのように思います。

 

そして全曲通して1つ分かったことがあって、わたしがここ最近の日高さんに感じていた事の答え合わせができた。やっぱりそうかなぁって。別にそれは個人的な1つの考えなのでどこかに書いたりはしないと思うし、文字にしてしまったら誰かを傷つけてしまう可能性があるので内に秘めておきます。どうしても気になるって人がいたらサシでお話しましょう。笑

 

全曲通して一貫性があって、全曲聴くと彼の人柄、なぜ音楽をやっているのか、何をしたいのかがすごく良くわかる。FREEだし是非全くSKY-HIを知らない人に聴いてほしいMIX TAPEだと思いました。

 

 

ここで少しわたしの話をさせてください。

わたしは音楽をやる側の人間になろうとは前々からずっと思ってて水面下で準備中なのですが、"ラップ"は作らないつもりで。(もっとラップに挑戦しなかった理由は沢山あるのですがここでは省略します)

そもそも歌うことが苦手なので自分で曲や歌詞は作っても自分で歌ったりはしないつもりでした。

 

だけどこのFREE TOKYOを聴いて、やはり言葉を伝えたいって理由で音楽をやるのであればラップという手法が最も効果的だと思ったし、ラップであれば歌の上手さはそこまで問われないとも思った。

 

ラップはスキルこそ本当に問われるけど敷居が低く奥が深いって感じで、ただ音楽にのせて語るだけなら正直誰でも出来るんですよね。

スキルを身につけるまで時間はかかると思うけど、少しラップに挑戦してみようかと思いました。曲は作れても歌う人がいないってのめっちゃ困ってたし。笑

 

FREE TOKYOを聴いて、なんだか悔しくなりました。

しようしようと言ってまだ何も出来てない自分が。追いつこうとしてもどんどん距離を取られてしまうことが。

日高さんの事は大好きだし尊敬してるしずっと変わらずわたしの命を救ってくれた人、だけど、闘争心は常にあります。

曲を聴いて流石だなと思うと同時に、追いつきたい、いやわたしだったら別の方法でもっと違った表現ができるはず、そう思うことがあります。

だから、もう、迷わない、今すぐにでも駆け出して追いかけようって思いました。

 

 

何も変わらない、何も変わらないぜ

いや、そんな事は無い

わたしが世界を変えることは多分できないけどわたしの存在で誰か1人でも救えたら。

変えてやる、変えてやるよ、君のマイナスをプラスに、わたしが変えてやるんだ