八面六臂の話
SKY-HI HALL TOUR 2022 -八面六臂-追加の東京公演に行ってきました。
とっても良かった。日高さんだなって感じの、最高に新しく名前をつけて保存させてくれるようなライブでした。
わたし自身SKY-HIのライブに行くのが本当に久々で(2年ぶりくらい?)、コロナ禍や個人的な事情で少し日高さんから離れていたのですが、グッと引き戻される感覚を味わいました。
ライブの感想の前に個人的な話を少々。
最後にSKY-HIを生で見たのは2019年の日高さんの誕生日の豊洲PITだったと思います(カメラロール見返した感じ多分そう)。
2年と少しの間で、世界も、わたしも、大きく変わりました。
新型コロナウイルスが流行し今まで通りの生活が出来なくなり、わたし個人としても仕事の収入が大きく減りました。
それだけでなく個人的に辛い出来事が続き、また自殺未遂的な事をやってしまった為に仕事を辞めさせられてしまいました。
そこから色んな仕事を転々としながらメンタルのアップダウンを繰り返し、ひっそりと生きていました。
正直、日高さんに割くお金の余裕も心の余裕も無くなっていました。
いつの間にかただただ布団から出られず何も出来ず、生きてる事に意味を感じられないニートの引きこもりにわたしはなっていました。
ツアー八面六臂の開催が決定した際もお金が無く気持ちの余裕も無く、行く決心が出来ずにいました。
わたしの中の日高さんの記憶はコロナウイルスが流行する前で止まっていて、BMSGの事や社長業の事をほとんど知らずにいました。
ただ、母親がBE:FIRSTにハマり、お金を出すから八面六臂に一緒に行かない?って誘ってくれたおかげで、久々に日高さんのライブに行こうという気持ちになりました。
THE FIRSTも見て、アルバム八面六臂も聴いて、万全とは言えませんが少し予習をして当日を迎えました。
生で会えなかった時間の中で日高さんは社長となり、どんどん有名になった事で、自然と遠い存在になってしまった気がしていました。
当日現地に向かってもファン層が今までと全然違くて、知らないグッズを身にまとった知らない人達ばかりで、自分が少し場違いなようにも感じました。
現在の日高さんをそこまで追えていないわたしがライブに行っていいものなのか、、、そもそも知らない曲あるかも、、、って始まる前は不安でした。
でもライブが始まって、日高さんが目の前に現れて、気持ちが一転。
今までわたしが愛していた日高さんが、そこにいました。
もちろんあまり予習できてなくて、そういえばこんな曲八面六臂にあったっけみたいな感じの曲も何曲かありました。
それでも、歌詞を聴いてると、歌っている姿を見ていると、それは紛れもなくわたしがよく知っている日高さんでした。
特に14th Syndromeの時のあのピースフルな空間は、わたしの大好きなOver the Moonのラストの感じを思わせるような、日高さんにしか作り出せないわたしの大好きで愛していた景色でした。
音楽で幸せになるあの感じが今も昔もずっと好きです。カミツレベルベットでみんなで一緒に歌うとことかでも感じる、あの幸せで楽しくて泣けてくる感じが。
今までわたしの人生を支えてくれた大切な曲たちも、芯は変わらず形を少し変えながら、懐かしく思い出を思い出させてくれるだけでなくまた新しい気持ちで魅せてくれました。
フリージア、創始創愛、アイリスライト、そしてわたしの大好きなOver the Moon。
やっぱり日高さんの曲はわたしの人生です。
ライブが終わり、モノクロだった世界が色付き、止まった時間がまた動きだした感覚がしました。
ずっと家にいて外との交流をシャットダウンして引きこもり、無くしていた生きる意味が、舞台の上からくれた日高さんの言葉で、また見つけられる気がしました。
「君の生きるその意味も価値もこの音楽で証明しよう」
生きる意味があるって、言ってくれてありがとうございます。
「また会う日までStay Alive」
生きてていいのかなって、また思えました。
わたしが離れている間に日高さんはどんどん遠くに行き、ファンが増えてなんだか少し寂しい気持ちがライブ前にはありましたが、ライブが終わった後は、わたしがずっと愛していたこの日高さんの音楽が、これだけたくさんの人に直接届いたっていう事実が嬉しくて仕方なかったです。
始まりはどこだっていい。ショウタくんやレイちゃん目当てのファンだっていい。あの日高さんを見てくれた、知ってくれた、音楽と言葉が響いてくれたなら、それがわたしの幸せです。
誰目線やねんって感じかもですが、八面六臂を見てくれてありがとうございます。
そして日高さん、変わらずにいてくれてありがとうございます。
ずっと遠くなってしまったなんて思っていてごめんなさい。
これからの活躍にも期待しています。
八面六臂に行けて、また日高さんに会えて、本当に良かったです。
2022.4.17